精米後のお米を100L上開き冷凍庫で保管できないか真剣に考えた話

夏に精米したお米を保管 お米の保管・保存

はじめに

わが家では、自分たちが食べるお米を精米して保管しています。

普段は、精米したお米を20kgほど家に置いておき、毎日必要な分だけ
計量カップで取り出して食べています。

冬場はそれほど気になりません。
しかし、気温が高くなる季節になると、お米の保管状態がどうしても気になります。

特に6月から11月ごろまでは、家の中も暑くなりやすく、湿度も高くなります。

精米したお米は、玄米よりも劣化しやすいです。
せっかく自分たちで作ったお米を食べるなら、できるだけ良い状態で保管して、
美味しく食べたいと思いました。

そこで最初に考えたのが、

「100Lくらいの上開き冷凍庫を、お米の保管用に使えないか」

という方法でした。

今思えば、邪道な考えです。

本来、冷凍庫は食品を凍らせるための機械です。
それをお米の保冷用として使おうと考えたわけですから、少し無理があります。

それでも、専用の米冷蔵庫はそれなりに高額です。

「なんとか安く保管できないか」
「家庭用の上開き冷凍庫で代用できないか」

そう考えたのが、今回の検討の始まりでした。

この記事では、私が100L上開き冷凍庫で精米したお米を保管できないか、
本当に真剣に考えた内容をまとめます。


自宅で食べる精米後のお米20kgを低温保管したかった

まず前提として、今回の話は販売用のお米の保管ではありません

販売用のお米は、別の倉庫にある大型冷蔵庫で保管しています。

今回考えていたのは、あくまで自宅で自分たちが食べる精米後のお米20kg程度の保管です。

毎日食べるお米なので、保存状態が悪いと食事の満足感に影響します。

せっかく魂込めて作ったお米を美味しく食べる為に少しでも良い保存をしたい。

精米後、暑い時期に常温で置いておくと、

  • お米の風味が落ちる
  • 虫が出ないか
  • 湿気で傷まないか
  • 古米っぽいにおいが出ないか

こういったことが気になります。

そこで、家の中でも低温で保管できる方法を探し始めました。


最初は米専用冷蔵庫が高く感じた

お米の保管だけを考えれば、専用の米冷蔵庫や米保冷庫を買うのが一番安心だと思います。

お米を保管するために作られた商品ですから、当然それが正解に近いです。

ただ、最初に価格を見た時は、少し高く感じました。

自宅で食べるお米20kg程度のために、専用の保冷庫を買うべきか。

ここで少し悩みました。

そこで出てきたのが、

「100Lくらいの上開き冷凍庫を弱運転にして、米保管に使えないか」

という考えです。

冷凍庫なら、専用米保冷庫よりかなり安く買えます。金額は約3分の1で、20,000円程度でした。
しかも100Lクラスなら、家庭用としても置きやすいサイズです。

最初はかなり本気で、冷凍庫流用案を検討していました。


100L上開き冷凍庫を候補にした理由

候補にしたのは、100L前後の上開き冷凍庫です。

上開きタイプに注目した理由はいくつかあります。

冷気が逃げにくそうだった

上開き冷凍庫は、ふたを開けても冷気が下に残りやすい構造です。

お米を取り出す時は、毎回2.5合ほど計量して、すぐにふたを閉める使い方になります。

そのため、前開きタイプよりも温度変化が少なくて済むのではないかと思いました。

米袋を上から入れやすそうだった

20kgの米袋は、それなりに重さがあります。

前開きの冷蔵庫や冷凍庫に横から入れるより、上から入れられる方が扱いやすそうです。

この点も、上開き冷凍庫に魅力を感じた理由です。

価格が専用品より安そうだった

一番大きかったのは、やはり価格です。

専用の米保冷庫よりも、100Lクラスの上開き冷凍庫の方が安く導入できそうでした。

「とにかく安く済ませたい」

この気持ちがありました。


米袋のサイズを測ってみた

実際に使う米袋のサイズも確認しました。

私が使う米袋は、おおよそ次のような大きさでした。

  • 奥行:約200mm
  • 横幅:約380mm
  • 高さ:約500mm

このサイズなら、100Lクラスの上開き冷凍庫の深い部分に縦置きできそうだと考えました。

冷凍庫の庫内には、コンプレッサー部分による段差があります。

深い側に米袋を立てて入れ、浅い側には付属のメッシュバスケットを使う。

そのような配置も考えました。

浅い部分を完全なデッドスペースにするのはもったいないので、飲料水などを置いてもよいのではないかとも思いました。

こうして考えている時は、かなり現実味があるように感じていました。

100L上開き冷凍庫に米袋を入れる想定図

米袋は二重袋で入れる案を考えた

冷凍庫の中に、米袋をそのまま入れるのは少し気になりました。

庫内の壁に米袋が触れることもありますし、結露やにおい移りも気になります。

そこで考えたのが、米袋を厚手のナイロン袋に入れる二重袋方式です。

イメージとしては、

精米した米 → 米袋 → 厚手のナイロン袋 → 冷凍庫内で保管

という形です。

この方法なら、

  • 米袋が直接庫内に触れにくい
  • 湿気対策になる
  • におい移りを防ぎやすい
  • 衛生的に管理しやすい

と考えました。

毎回使う時は、ナイロン袋と米袋の口を開けて、必要な分だけ計量カップで取り出す。

その後、また口を閉じる。 「動作が多くてめんどくさいな」とも考えました。


庫内の段差をどう使うかも考えた

上開き冷凍庫の庫内には、コンプレッサー部分の関係で段差があります。

最初は、この段差をどうするか悩みました。

底にすのこを敷いて、庫内をフラットにした方がよいのではないかとも考えました。

フラットにすれば、米袋を安定して置きやすいです。

ただ、段差をすべて埋めてしまうと、深い側の空間を少し無駄にする気もしました。

そこで、

  • 深い側に米袋を縦置きする
  • 浅い側はメッシュバスケットで使う
  • 飲料水などを置いて温度変化を緩和する

このような使い方も考えました。

冷凍庫の構造を見ながら、どうすれば無駄なく使えるかを考えるのは、
なかなか面白い作業でした。

上開き冷凍庫の庫内段差と米袋配置の検討図

一番弱い設定で使うつもりだった

今回の目的は、お米を凍らせることではありません。

あくまで、暑い季節に精米したお米を低温で保管することです。

理想としては、庫内が10℃以下程度になればよいと思っていました。

そのため、冷凍庫として使うのではなく、一番弱い冷却設定で使うつもりでした。

ただし、感覚だけで使うのは危険です。

庫内に温度計を入れて、

  • 実際に何度くらいになるのか
  • 冷えすぎていないか
  • 温度ムラがないか
  • 米袋の一部だけ極端に冷えていないか

こういったことを確認しながら使う必要があると思いました。

つまり、ただ冷凍庫に米を入れるだけではなく、温度を見ながら管理する前提でした。


冷凍庫流用の良さもあると思った

ここまで考えると、100L上開き冷凍庫を米保管に使う方法には、良い点も多いと思いました。

安く導入できる

専用米保冷庫より安く買える可能性があります。

とにかく費用を抑えたい人には魅力があります。

家庭に置きやすいサイズ

100Lクラスなら、大きすぎず、家庭でも置きやすいサイズです。

20kg程度のお米を保管するなら、容量的にも十分に思えました。

工夫すれば使えそう

二重袋にする。
温度計を入れる。
弱設定で使う。
段差をうまく活用する。

このように工夫すれば、意外と使えるのではないかと思いました。

「これで安く保管できたら、なかなか良い方法ではないか」

正直、そう思っていました。


でも、冷凍庫はあくまでも冷凍庫だった

ただ、考えれば考えるほど、引っかかる部分も出てきました。

一番大きかったのは、冷えすぎの不安です。

冷凍庫は、本来食品を凍らせるための機械です。

いくら一番弱い設定にしても、庫内の場所によっては冷えすぎる可能性があります。

お米は凍らせたいわけではありません。

低温で安定して保管したいのです。

ここが、私の中で大きな不安になりました。

冷凍庫を米保管に流用すると、

  • 冷えすぎが心配
  • 温度ムラが心配
  • 結露が心配
  • 毎回温度管理を気にする必要がある
  • 本来の使い方ではない

こういった問題があります。

安く済むかもしれません。
しかし、使うたびに「大丈夫かな」と気になるのは、少し違うと思いました。


本当は100L上開き冷蔵庫が欲しかった

本当の理想を言えば、100Lくらいの上開き冷蔵庫があれば良かったのです。

冷凍庫ではなく、冷蔵庫。

上から開けられて、20kg程度の米袋を入れられて、庫内が10℃以下程度で安定する。

そんな商品があれば、私の目的にはかなり合っていたと思います。

しかし、家庭用で手頃な100L上開き冷蔵庫は、見つかりませんでした。

上開きで100L前後の商品となると、ほとんどが冷凍庫です。

だからこそ、冷凍庫を弱運転して使う案を考えたわけです。

でも、やはり冷凍庫は冷凍庫です。

この点が、最後まで気になりました。

冷凍庫ではなく上開き冷蔵庫が理想だったという説明画像

今思えば、少し浅はかな考えだったかもしれない

この記事を書きながら思うのは、最初の考えは少し浅はかだったかもしれないということです

「米専用冷蔵庫は高い」
「だから100L冷凍庫で何とかならないか」

この考え自体は、一度は浮かぶと思います。

しかし、お米は毎日食べるものです。

しかも、自分たちで作ったお米です。

安く保管できることも大事ですが、安心して美味しく食べられることも大事です。

そう考えると、単純に「安い冷凍庫で代用できれば良い」という話ではない事に気が付きました。

もちろん、冷凍庫流用を完全に否定するつもりはありません。

ただ、私の場合は、考えていくうちに不安の方が大きくなっていきました。


まとめ:安く済ませたい気持ちから始まった米保管の検討

今回は、精米したお米を暑い季節に保管する方法として、100L上開き冷凍庫を使えないか
真剣に考えました。 

米袋のサイズを測り、庫内の段差を確認し、二重袋での保管や温度計での管理も考えました。

工夫すれば、ある程度使える可能性はあると思います。

ただし、冷凍庫はあくまでも冷凍庫です。

本来は凍らせるための機械なので、弱設定で使っても冷えすぎや
温度ムラの不安は残ります。

安く済ませる工夫は大事です。

しかし、毎日食べるお米を安心して保管したいなら、専用品を選ぶ以外にないと
思うようになりました。

その後、私は最終的に専用の白米保冷庫を購入しました。
次の記事では、静岡製機の愛妻庫 KSX-31A を選んだ理由と、実際に届いた様子を書きます。

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