Claude Code CLI版は難しかったです。
私はパソコンにそこまで詳しいわけではありません。
それでも、身の丈に合わないのは承知のうえで、Claude Code のCLI版を導入しました。
理由は単純で、AIエージェントの力をできるだけ引き出したかったからです。
ただ、実際に使ってみると、最初は思っていたよりずっと難しかったです。
- resume で前回の続きに戻れると思っていた
- セッションA、B、Cは中でつながっていると思っていた
- どこまでが記憶されて、何が引き継がれないのか分からなかった
- 何をどう頼めばよいのかも整理できていなかった
正直に言うと、
「これはエンジニア向けの世界だな」
と感じる場面も多くありました。
それでも、触っていく中で少しずつ分かってきたことがあります。
今回の記事で書くこと
- Claude Code CLI版で最初に何に困ったのか
- どこを勘違いしていたのか
- どうやって運用を整えたのか
- 今はどんな使い方に落ち着いたのか

最初に困ったこと:resumeですべて戻れると思っていた
一番最初に強く困ったのは、セッションを閉じたあとでした。
私は最初、
「resume を使えば、前回の会話内容も流れもそのまま戻れる」
と考えていました。
でも実際には、思っていたほど単純ではありませんでした。
前回の会話に戻れる場面もありましたが、毎回きれいに、
- どこまで何をやっていたか
- 何を優先していたか
- 前回の文脈を自然に理解して続けてくれるか
という所までつながるわけではありませんでした。
ここで感じたこと
私は最初、「AIエージェントなら前回の続きも自然に分かってくれるはず」と期待していました。
この期待が、現実と少しずれていました。
次に分かったこと:セッションA、B、Cは自動で全部共有しない
次に大きかったのは、セッションの考え方です。
私は最初、
- セッションA
- セッションB
- セッションC
があれば、全部どこかでつながっていて、AI側は全体を分かっているのだと思っていました。
でも実際には、それぞれは別の会話単位として考えた方が自然でした。
つまり、
- セッションAで話したこと
- セッションBで話したこと
- セッションCで話したこと
が、何もしなくても全部ひとつにまとまって理解されるわけではありません。
ここでの気づき
セッションは別物。会話は流れる。
ここを勘違いしていると、かなりつまずきやすいです。
ここで考えたこと:会話ではなく、残るものを軸にしたい
この経験から、私は考え方を変えました。
それまでは、
会話の流れに頼って続きから使いたい
と思っていました。
でも、それだと不安定でした。
そこでこう考えるようになりました。
考え方の転換
会話は流れる。
でも成果物は残る。
つまり、会話履歴そのものに頼るのではなく、
- 作ったファイル
- 作業メモ
- 引き継ぎメモ
- 記事下書き
- 説明書
のような、残るものを軸にして運用する方が良いのではないか、と考えました。
私が欲しかったのは「全部覚えるAI」ではなく「橋渡しする管理者」だった
ここで、自分が本当に欲しかった形も少しはっきりしてきました。
私は最初、Claude Code に「全部覚えていてほしい」と思っていたのだと思います。
でも、現実的にはその期待の仕方がズレていました。
本当に欲しかったのは、
複数のセッションや成果物の間を橋渡しして、全体を把握してくれる管理者のような存在
でした。
そこで私は、Claude Code に対してPdM(総責任者)のような役割を持たせたいと考えました。
ここで大事な点
他のセッションの会話を直接読みに行く管理者ではなく、
INDEX.md や HANDOVER.md、成果物や説明書を読んで全体を把握する管理者として動いてもらう、という発想です。
そこで作ったのが INDEX.md と HANDOVER.md でした
ここから、私は管理ファイルを使う運用に切り替えました。
INDEX.md
全体の地図のようなファイルです。
- どんな案件があるか
- 何の記事があるか
- どこに何のファイルがあるか
- 全体の方針
- 今後も使うテンプレート
こういったものを置いておく役割です。
HANDOVER.md
次のセッションへの申し送りファイルです。
- 今日やったこと
- 今どこまで進んでいるか
- 次に何をやるべきか
- 注意点
- 未確認事項
こういったものを残す役割です。
役割の違い
INDEX.md = 全体地図
HANDOVER.md = 次回への申し送り
この2つを軸にすることで、セッションが変わっても、前よりずっと迷いにくくなりました。
今の運用はこうです

今は、かなりシンプルにしています。
1. 新しいセッションを始める時
最初にこう伝えます。
開始時の一文
HANDOVER.md と INDEX.md を読んで、現状を教えてください。PdMとして動いてください。
これで、まず全体を把握してもらいます。
2. 記事を作る時
記事の中身は、ChatGPTで一緒に作ります。
つまり、
- 構成を考える
- 分かりやすい説明に整える
- 文章を仕上げる
ここはChatGPTとの共同作業です。
3. Claude Code に確認してもらう時
そのあと、Claude Code にこう頼みます。
確認時の一文
最新の記事ファイルを確認してください。会話ではなくファイルを根拠に、不備・不足・食い違いがあれば指摘し、必要なら修正してください。最後に INDEX.md と HANDOVER.md を更新してください。
ここで Claude Code は、
- 記事の確認
- 不足や不整合の指摘
- 必要な修正
- 管理ファイル更新
を担当します。
4. セッション終了時
最後に HANDOVER.md を更新して、次回につなげます。
つまり役割分担を決めたことで楽になった
今の自分の中では、役割分担はこうです。
ChatGPT
- 記事内容を一緒に考える
- 分かりやすい言葉に整える
- 構成を作る
- ブログ下書きを仕上げる
Claude Code
- ファイルを読んで確認する
- 不備や不足を指摘する
- 必要なら修正する
- INDEX.md と HANDOVER.md を更新する
- PdMとして全体を把握する
ここで楽になった理由
ひとつのAIに全部を求めるのではなく、役割を分けたからです。
CLI版はやはり初心者には重い
ここは正直に書いておきたいです。
Claude Code CLI版は、やはり初心者にとっては重い道具だと思います。
特に最初のうちは、
- 設定の考え方
- セッションの扱い
- resume の限界
- ファイル管理
- 何をどこまで自動化できるか
このあたりが、かなり分かりにくいです。
なので、最初から自然に扱える人は少ないのではないかと思います。
私もそうでした。
それでも今はこう思っています
今はこう思っています。
今の結論
難しい道具でも、自分が使う範囲を固定してしまえば、初心者でも少しずつ扱えるようになる
今の私の結論はこうです。
Claude Code CLI版は、そのまま素人が自然に使いこなせる道具ではないと思います。
でも、
- 会話に頼りすぎない
- 管理ファイルを作る
- PdMのような役割を持たせる
- 毎回の開始文を固定する
- 記事確認の依頼文を固定する
- ChatGPTとの役割分担を決める
ここまで整えると、かなり使いやすくなってきました。
つまり、
難しかった。
でも、自分なりの運用に落としたら使えるようになってきた。
これが、今の正直な実感です。
これから使ってみたい人に伝えたいこと
もしこれから Claude Code CLI版を触る人がいたら、私はこう言いたいです。
最初から全部理解しようとしなくて大丈夫です。
むしろ大事なのは、
自分が迷わない入り方を作ること
だと思います。
たとえば、
- 最初に読むファイルを決める
- 引き継ぎメモを残す
- 役割分担を決める
- よく使う依頼文を固定する
このように、使い方の型を先に作る方が、結果として続けやすいです。
まとめ
Claude Code CLI版を導入した時、私は正直かなり戸惑いました。
resume に期待しすぎていましたし、セッションが全部つながっているようにも思っていました。
でも実際には、
- セッションは別物
- 会話は流れる
- 成果物は残る
という前提で考えた方が自然でした。
そこで私は、
- INDEX.md
- HANDOVER.md
- PdM運用
- ChatGPTとの役割分担
という形に整理して、使い方を整えていきました。
その結果、最初は難しかった Claude Code CLI版も、少しずつ使えるようになってきました。
最後にひとこと
もし同じように「難しい」「思ったより使いこなせない」と感じている人がいたら、
会話ではなくファイルを軸にするという考え方を、試してみる価値はあると思います。


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